何かあった時の為に念のため残してあるブログです。


3.星ステッキを作る(角度をつける)

 DotArray_3_0_1をお持ちですか?前のバージョンだとこの記事は完全に無意味です。 では始めます。

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サンプル君です。この子をよく見てください。

両腕に角度がついています。

 

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編集画面を開いてみると確認できますね。

今回はこれを生かしてアイテムを作りましょう。

 

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ジャーン!星ステッキ完成予定図!

棒の先に星中央ボーンをつけ、更にそこに5つの四角形をつけます。

星の角が90度なのは1ドットが立方体で出来ているからです。

これだけ見てもよく分からないので実際に手を動かしましょう。

 

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まずは定型ボーンを消します。センターだけ残してくださいね。

スッキリ!

親ボーンを消すと子ボーンも勝手に消えてくれます。

らくちん。

 

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センターにステッキの棒を書きましょう。

講座を始めて初めての描写です。

青い四角がセンターボーンです。

MMD上で扱うとき、このセンターボーンをモデルが持つ事になります。

 

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上から見るとボーンはこの位置。

描写したドットはずらせませんが、ボーンは移動できます。

中央へもっていきましょう。

 

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左右のずれだけでなく、前後のずれも直してくださいね。

 

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ステッキの上に星の中央になるボーンをくっつけましょう。

 

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ここではとりあえず、ボーンなしを選択してください。

星中央ボーンを作らずに、ステッキの上に直接5枚の黄色い板を付ける方法もありますが、そこは後で説明します。

 

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出来ました。ステッキの根元に+アイコンがくっついているはずです。

+は、MMD上ではボーンとして表示されません。

「角度をつけたいから新しくボーンを作ったけど、MMD上でボーンが表示されたら邪魔かな」というときに便利。

 

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このままでは星の位置が低すぎるので、上へ。

左右だけでなく前後も略。

大体この辺でいいかな?

 

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今度は星中央の子ボーンに星1を作ります。

星中央同様、ボーンなしを選択してください。

 

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前から見た図。

見づらいですが、+ボーンがあります。

正方形の板を描き、右下にボーンが引っ付いてる状態にしてください。

中央じゃなくて、右下です。

何故なら右下のボーンを軸に板に角度をつけるからです。

右上でも左上でも同じ効果が得られますが、今回は右下で説明します。

この正方形を5つ並べて星型にします。

 

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出来ましたか?

・センター(白い棒)

・星中央(描写無し)

・星1(黄色い板)

でつながっています。

 

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次に360を5で割ってください。

やったー!綺麗に割り切れた!!

意外!360って5で割り切れるんだぁ~

これを生かしましょう。

 

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星1をz軸に72度回転させます。

 

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出来た~

さっきより72度傾いたよ

 

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星1のコピーをあと4つ作りましょう。

名前を星2、星3‥と付け直してください。

 

コピーするとさっきの黄色い板を描きなおす必要がありません。

ボーンも同じ位置にくっついています。

便利。

 

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こうなっていますか?

センター(白い棒)>星中央(描写無し)>星1~5です。

 

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あれっ

画面に変化が無い‥

5つも作ったのに‥

実はこれ、さっきのコピーで、z軸の72度もコピーしていたのです。

72度が5枚重なって表示されていたわけですね。

 

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では星2にさっきの割り算と掛け算の答えを入力しましょう。

3から5も同様に。

 

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ボーンの傾き方はこんな感じ。MMDと同じですね。

 

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できた~

お星さまができました。

でも角度と位置が気に入らない‥!!

 

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こんな時のために!

星中央ボーンを作っておきました。

描写がなくても角度はつけられます。

ここで角度を修正すれば、子ボーンの星1から5がいっぺんに傾きます。

25度くらいでいいかな?

 

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できた!ぴったりです!

でも後ろにずれているのが気に食わない‥

 

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横から見るとこんな感じ。

何で?さっき星中央ボーンをちゃんとステッキの真上にくっつけたよ?

 

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と思ったら、星1ボーンの前後をチェックし忘れていました。

ボーンを真ん中にずらさなくっちゃ。

 

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これで良し。

 

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星1だけ直りました。

これを2から5まで修正すればよいのですが、その前にちょっとMMD上に読み込んでみます。

 

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こうなってしまうのです。

静画なので分かりづらいですが、動画で使うと、

ステッキの上のほうで白と黄色がチカチカ切り替わります。

 

ステッキと星1が完全に重なっているからです。

 

解決策としては、

  • 星の厚みを2ドットにする
  • 星のボーンの倍率を1.2位にする

の二つがあります。

ボーンの倍率を変えると、そこだけ小さくしたり、大きくしたり出来て、ものすごーく便利で表現の幅も広がりますが、極力同じ倍率で揃えた方が、ドット特有の可愛さが表現できるので、あまり使わないようにしています。好みの問題ですが。

 

ボーンの倍率を使うと便利なのは、

  • メガネキャラ
  • そばかすキャラ
  • ほくろキャラ
  • 何かしらの模様が無いとアイデンティティーが崩壊するキャラ

他にも色んな場所で大活躍です。

ここぞというときは使いましょう。

 

 

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では本題に戻ります。先程中央に寄せた星1のボーンをもとの隅に戻し、星の厚みを2ドットにします。

星2~5も同様に。

 

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出来た~

一気にそれっぽくなりました。

 

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 ちょっと星がステッキに埋まっているので、ステッキ描写画面にくっつけた星中央ボーンを上へあげましょう。

ここでステッキの長さや、色も好みに変えておきます。

 

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生成してMMDに読み込み。

センターボーンは表示されていますが、描写なしにした星中央、星1~5は省略されていますね。

 

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カメラに切り替えるとこんな感じ。

星の中央にうっすらとですが、割れ目が見えてしまいます。

 

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これが出ちゃった場合は、星の色だけ、材質にチェックを入れましょう。

これで綺麗になります。何で綺麗になるのかは私も分かりませんが綺麗になります。

 

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出来た~!!割れ目消えた

完成です。

 

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ちなみに星中央ボーン、移動可能にチェックを戻してみましょう。

 

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サンプル君に持たせて‥

 

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「飛んでけ~」

ボーンはくっつけ方によっていろんな遊び方が出来ます。

但しやり過ぎると後でうっとうしくなります。

色々試してみると楽しいですよ。